子どもに英語を習わせたいと思っているものの、何歳頃から英会話を始めさせればいいのかわからず困っていませんか?
今回は、子どもの早期英語教育について解説します。
子どもに英語を習わせるのは、いつからがよいか
レネバーグの言語臨界期説とは
子ども英語教育においてよく取り上げられる話題のひとつに、レネバーグの言語臨界期説というものがあります。
レネバーグの言語臨界期説とは、12歳~13歳頃までに言語取得の臨界期を迎え、それ以降はネイティブレベルでの言語習得が不可能となる、という説です。
この説を引用して、「ピークを過ぎると英語の取得が困難になるので、早めに英語教育を受けさせてあげてください。」といった営業トークをする英語教室の先生がいますが、あまり気にする必要はありません。
これはあくまで、母語レベルでの取得が困難になるという事なので、第二言語としての取得はいつでも可能です。
とはいえ、大人になってから言語をマスターしようと思うと、モチベーション維持が大変だったり、習得に時間がかかりがちです。
子供のうちから英語に触れておくことで、語学習得がスムーズにはなります。
結局、何歳から英会話をさせればよいの?
それでは、何歳から英会話をさせると良いのでしょうか。
これについては、何歳からはじめるのが最も学習効果がある、という明確な基準はありません。
0歳からの英語教育を推奨する教育者もいれば、小学生になってからの方がよいという教育者もおり、考えは様々です。
強いて基準を設けるのであれば、5歳から8歳までの間に英語に触れておくとよいでしょう。
子ども英語教育の始め方
どうやって子供に英語学習させようか、と悩まれている方のために、いくつか教育法をご紹介します。
子ども英会話スクールに通わせる
まず、英会話スクールに通わせるという方法です。
スクールの講師たちは、子供たちの力を伸ばすための方法と知識を多く持ち合わせている、英語教育のプロ集団です。
教育はプロに任せるのが間違いないです。
楽しく英語に触れさせてくれることはもちろん、独自の試験や検定など数字で英語力を示してくれることも可能です。
ただ、事前に確認しておくべきなのは、「子供用プログラムがしっかりと組まれているか」という点です。
ネットの情報だけに頼らず、体験授業や説明会などに参加して、自分で確認しに行くことをおすすめします。
英会話スクールの費用が高いと感じたら、まずは子供用のオンライン英会話を試してみると良いでしょう。
英語のアニメを見せる
そして次に、英語のアニメを見せるという方法です。
耳を英語に慣れさせるためには、子供が好きなアニメを英語で見せるのも効果的です。
音声のみのCDではなく、動きがあり視覚からも学べるアニメは、単語やフレーズが記憶に残りやすいため非常におすすめです。
ただ、当たり前ですが、アニメをみているだけで英語が話せるようになるわけではありません。
表面的なインプットはできますが、やはり体系的に学ぶ環境は別途必須です。
子ども向け英語教材で勉強させる
そして最後に、英語教材で勉強させる方法です。
最近は、たくさんの種類の子供向け英語教材が低価格で売られています。
しかし、英語教材だけでの勉強はあまりおすすめできません。
自宅で取り組む英語教材は、親が一緒に取り組むことが前提となるからです。
「教材が面白いから、子供がひとりで勉強できる!」というのは幻想です。
自宅学習は親が相当根気強くやらないと続かないため、結局買って終わりになるケースが多いです。
まとめ
焦って英会話教室に入れる必要はありませんが、5歳~8歳くらいのうちに、何かしらの形で英語に触れておくとよいでしょう。